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2023.09.06

ウチタニコラムVol.1 「ここにしかない、まちの魅力を育むための良い不動産の循環」

「不動産オーナー側」だけでなく、「出店者側」「借り手側」そして、「まち」の方に向いた不動産会社「HITPLUS」のはじまり

僕が不動産の領域で仕事を始めた2003年頃、ほとんどの不動産事業は、「不動産オーナー側」視点のものでした。

そもそも不動産とは、土地や建物などの動かすことのできない財産であり、不動産が“動く”ときとは「所持している土地を活用したい」、「所持している不動産からテナントが退去」、「高齢になり農地を転用したい」、「遺産相続で譲り受ける」、などといった、土地や不動産を持っている側の事情で取引がスタートします。

不動産の商業ディベロッパーに勤めていた当時の僕の仕事も、そんな「不動産オーナー側」の不動産という資産を運用することでした。主に、資金力があり安定して家賃を支払い続けられそうな「優良テナント」を商品として不動産オーナーへ提案する仕事をしていました。それは、あくまで「不動産を持っている側」の利益を追求するためのもので、テナントの内容やエリアとのマッチング性は二の次でした。

「不動産オーナー側」が優先される状態に不動産屋が乗っかり、その結果、均一化されたまちができることに自分の気持ちと仕事のズレを感じていました。

どんなに便利でも、どこを見ても同じようなスーパーやドラッグストアしか並ばないまちは、全然魅力的じゃないし、印象に残りません。

僕自身が惹かれるのは、個人店がひしめくまち。まちごとに個性的な店主たちが、自分の好きなことをイキイキ表現していて、そのまちにしかないことがあるまちは、やっぱりめちゃくちゃ魅力的。

出店者がやりたいことを実現することにとても興味があったので、その人たちの場所をマチナカでどう作るかを自然と考えるようになりました。

みんながまちで個性を発揮できること。そのためのひとと場所のマッチングを、出店する人側に寄り添ってからやってみたい。そんなわけで、「不動産オーナー側」だけでなく、「出店者側」「借り手側」そして、「まち」の方に向いた不動産を扱うため、HITPLUSを創業しました。

テナントが稼ぎ、商売が続くこと。それは大家さんの利益につながっている

2011年の創業当時から、私たちのスタンスは基本的には変わらず、出店者がやりたいことを表現できる場所をマチナカに作ることですが、この12年の間で世の中の変化が著しく、不動産オーナーと「出店者側」「借り手側」の立場が、創業当時と逆転してきていると感じます。

かつては、場所の優位性が高く、JR岡山駅前や本町周辺は家賃が高く資金力のあるテナントしか入れない状態でした。

しかし2023年現在、エネルギーコストが増え、建築費も高騰し、空き店舗が増え、結果として家賃が下がり、需要と供給が逆転して来ました。

不動産オーナーは、借り手が利益を上げてその場所に根付くことで、家賃が払い続けられるようになり、初めて安定した商売になります。そのためには、借り手の要望を反映し良い状態で入ってもらうことが必要になります。そして、この視点の重要性は、空き家が増えていく今後、ますます高まると予想しています。

近い未来に危機感を感じている不動産オーナーは「自分が持っている不動産を、どうやって出店者が出店しやすい場所にするか」を一緒に考えられるような不動産会社を探すようになります。そんなマインドを持つ不動産オーナーのおかげで、私たちも以前よりも不動産オーナーとのコミュニケーションが取りやすくなり、使う人と場所の最適マッチングアイディアを実現しやすくなりました。

HITPLUSは、出店者側のエージェントとして、借り手に寄り添い、需要の可視化を図ります。でもそれは、結果として不動産オーナーのメリットでもあり、まちがもっと楽しくなる動きでもあると信じています。

借り手が使い続けられる場所が増えれば、まちに飛び込み好きなことを表現できる人が増え、その分僕たち住人も楽しめる場所が増えていきます。こうして、良い不動産の循環があるまちは、このまちにしかない魅力をもったエリアに育って行くはずです。

自分のビルをどうしようかと思ってちょっと困っている方。管理会社となんか話合わないというかた。このコラムを読んで、ちょっと話してみたいと思った方。ぜひ気軽に声をかけてください!

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